【保育士が伝えたい】子どもが「保育園に行きたくない」と言った朝の対処法5選

【保育士が伝えたい】子どもが「保育園に行きたくない」と言った朝の対処法5選
朝の忙しい時間。「保育園行きたくない!」と泣かれると、親も心がザワザワしてしまいますよね。仕事もある、時間もない、でも子どもの気持ちも大事にしたい…。
そんなとき、どのように対応すればよいのでしょうか?
今回は、現場の保育士や育児の専門家の意見をもとに、子どもの気持ちに寄り添いながらもスムーズに登園できる対処法をご紹介します。
1. まずは「行きたくない」気持ちを否定しない
子どもが「行きたくない」と言ったとき、「そんなこと言わないの!」「早く準備して!」と否定してしまいがち。
でも実はこの一言が、子どもを余計に不安にさせてしまいます。
おすすめの声かけ:
「そうなんだ。行きたくない気持ちになったんだね。どうしたのかな?」
「行きたくない日もあるよね。ママ(パパ)もそういう日あるよ」
まずは受け止めることが、子どもの安心につながります。
2. 理由を探るより、“気持ち”に共感する
子どもが言葉で「なぜ行きたくないのか」を説明できないことも多いもの。
無理に「なんで?どうして?」と聞くよりも、気持ちに寄り添うことが大切です。
たとえばこんなやりとり:
子「行きたくない…」
親「そうなんだ、ちょっと寂しいのかな。ギューしてから行こうか」
→「甘えたい」気持ちを満たすと、スッと切り替わることも。
3. 「行ったら楽しいことがある」未来の楽しみを伝える
「先生が待ってるよ」よりも、「お外でシャボン玉できるかもね」「○○ちゃんと一緒に遊べるかな」など、その子が好きなことを思い出させる言葉が効果的です。
NGワード:
「行かないならずっと家にいる?つまんないよ」
→これは脅しや否定につながることがあるので注意!
4. 登園ルーティンを“儀式化”する
「お家を出る前におまじないハグ」「園についたらタッチしてバイバイ」など、毎朝の“安心儀式”を決めておくと、子どもも見通しが立てやすくなります。
例:
家を出る前に「ママとグーで元気チャージ!」
園の門の前で「○○パワー注入!」
遊びの要素を取り入れて、登園が“楽しい習慣”になるように。
5. 家に帰ってからの「楽しみ」をセットする
朝はどうしてもバタバタして、子どもに寂しい思いをさせがち。
「今日は帰ったら一緒に絵本読もうね」「好きなジュース飲もうか」など、帰宅後の“楽しみ”をセットしておくと、子どもは安心して登園できます。
【まとめ】登園しぶりは“成長の証”でもある
「行きたくない」と言えるのは、信頼できる人にだけ見せられる甘えの気持ちです。
一時的な不安や疲れかもしれませんし、心の成長による“敏感期”ということもあります。
焦らず、子どものペースに少し寄り添ってあげることで、自然と笑顔で登園できる日が戻ってきます。
あなたの朝が少しでも笑顔になりますように!